
Program & Tickets
プログラム/チケット情報
サッシャ・ゲッツェル指揮 国際音楽祭NIPPONフェスティヴァル・オーケストラ 諏訪内晶子〈ヴァイオリン〉
- 日時
プログラム
- ハイドン:交響曲 第39番 ト短調 Hob.I:39
- ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 第3番「メルク協奏曲」 イ長調 Hob.VIIa:3〈ヴァイオリン:諏訪内晶子〉
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- アルヴォ・ペルト:フラトレス〈ヴァイオリン:諏訪内晶子〉
- モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
チケット
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2025年9月6日(土)10:00~
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2025年9月13日(土)10:00~
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一般料金
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ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
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シニア
- Tel
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ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
*シニア・チケット:65歳以上の方はS席¥8,100、A席¥4,500でお求めいただけます。
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U25学生(25歳以下)対象公演
25歳以下の方は、【AKIKOシート】をご購入いただけます
*対象:S席・A席
*ジャパン・アーツぴあでのみ受付
*公演当日、年齢が確認できるもの〈学生証・保険証など〉を拝見します。
〈年齢証明がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。〉横浜公演《AKIKOシート》とは
若い世代にもクラシック音楽をより身近に感じてもらえるように、社会人学生を除く25歳までの学生を対象とした特別割引チケットです。
- Tel
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ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
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*車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。〈ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付〉
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プレイガイド
公演紹介
諏訪内晶子が主宰するこの恒例のフェスティヴァル「国際音楽祭NIPPON」の魅力のひとつは、もちろん彼女の演奏が全体の核になるということでもあるが、更なる魅力は、諏訪内が古典作品と現代作品の双方に鮮やかな快演を聴かせてくれるというところにもあろう。
この2月11日の横浜での演奏会でも、彼女はウィーン古典派の大作曲家ハイドンのヴァイオリン協奏曲第3番と、エストニア出身の現代作曲家アルヴォ・ペルトの作品を弾く。ハイドンの《3番》は「メルク協奏曲」と呼ばれることが多いが、これは第2次世界大戦後になってオーストリアのメルク僧院で筆写譜が発見されたことによるもので、作品自体とは直接関係のないニックネームである。いかにもハイドンらしい、端整ながら闊達な曲想を持つ協奏曲だ。
一方、ペルトの《フラトレス》は、こちらは正式な題名で、「兄弟」とか「同志」というほどの意味をもつ。作曲者自身がさまざまな楽器に編曲しているが、今回はヴァイオリン・ソロと弦楽器群と打楽器による版で演奏される。激しい曲想と神秘的な曲想とが組み合わされる作品で、一種の凄味を感じさせるだろう。――この対照的な2曲を弾き分ける諏訪内晶子の演奏が、最大の聴きどころである。
なお、この《フラトレス》という曲は、聴き方にもよるけれど、そのあとに続いて演奏されるモーツァルトのト短調交響曲《第40番》の曲想と、なにか一脈通じるイメージを呼び起こすのではなかろうか?この交響曲も、哀しさと激情とが交錯する、一度聴いたら忘れられないほどの感動的な名曲なのだ。
そしてまたこれは、プログラム冒頭にあるハイドンの《第39番》という同じト短調の交響曲と、絶妙な対比を示す。ハイドンの中期の交響曲の中にこんな素晴らしい作品があるのか、と今更のように驚かされるほど魅力的な曲である。おなじみサッシャ・ゲッツェルの鋭く切れのいい指揮と、白井圭率いる内外の選りすぐりの奏者たちの演奏で聴くと、この2つの「ト短調」はいっそう鮮烈なものに感じられるに違いない。なんとも絶妙なプログラム構成である。
東条碩夫(音楽評論)
出演者
- 諏訪内晶子 〈ヴァイオリン〉
- サッシャ・ゲッツェル 〈指揮〉
- 白井圭 〈ヴァイオリン〉
- キム・ジェウォン 〈ヴァイオリン〉
- エミリー・ケルナー 〈ヴァイオリン〉
- 米元響子 〈ヴァイオリン〉
- 小西健太郎 〈ヴァイオリン〉
- 島方瞭 〈ヴァイオリン〉
- 島田光博 〈ヴァイオリン〉
- 清水健太郎 〈ヴァイオリン〉
- 清水咲 〈ヴァイオリン〉
- 玉井元 〈ヴァイオリン〉
- 松木翔太郎 〈ヴァイオリン〉
- 的場桃 〈ヴァイオリン〉
- 矢黒花枝 〈ヴァイオリン〉
- 柳瀬省太 〈ヴィオラ〉
- 川邊宗一郎 〈ヴィオラ〉
- 菊田萌子 〈ヴィオラ〉
- 多湖桃子 〈ヴィオラ〉
- 村松龍 〈ヴィオラ〉
- 辻󠄀本玲 〈チェロ〉
- 市寛也 〈チェロ〉
- 宮之原陽太 〈チェロ〉
- 市川雅典 〈コントラバス〉
- 川野朝葉 〈コントラバス〉
- 石井希衣 〈フルート〉
- 神農広樹 〈オーボエ〉
- 大上穂花 〈オーボエ〉
- 長哲也 〈ファゴット〉
- 加地佑唯 〈ファゴット〉
- 福川伸陽 〈ホルン〉
- 小椋陽咲 〈ホルン〉
- 鈴木優 〈ホルン〉
- 西川優弥 〈ホルン〉
- 安江佐和子 〈パーカッション〉